■ 「英辞郎 on the WEB」では、日々相当数の英語や日本語の検索キーワードでの検索がおこなわれています。実際にどんな語彙やフレーズが検索されているのかを見てみましょう。2008 年 4 月から 6 月までの 3 か月分の検索キーワードの集計結果から算出したベスト 10 のランキングになります。
■ 年末になると検索サービスをおこなっている各社が、「今年の検索キーワードランキング」などと称して、ランキングを発表しています。そのリストには、その年に話題になった人や事件などに関するキーワードが並びます。では、「英辞郎 on the WEB」では、どのような結果になるのでしょうか? ベスト 20 までの結果を見てみましょう。
表の左に 青字 で表示されているものが、2008 年の 4 月から 6 月までの検索キーワードランキングトップ 20 です(各単語の右に記載された Lv. は、SVL でのレベルを表します)。また、右端には、同年 1 月から 3 月までのランキングも併記しておきましたので、その違いなどもご覧ください。
2008/04 - 06 | 2008/01 - 03 | |||
#01 | provide (Lv. 2) | ![]() |
(#02) | …… 対応 |
#02 | 対応 (-) | ![]() |
(#01) | …… provide |
#03 | indicate (Lv. 4) | ![]() |
(#15) | …… confirm |
#04 | confirm (Lv. 3) | ![]() |
(#03) | …… ensure |
#05 | due to (-) | ![]() |
(#09) | …… 確認 |
#06 | assume (Lv. 4) | ![]() |
(#06) | …… assume |
#07 | apply (Lv. 2) | ![]() |
(#07) | …… apply |
#08 | present (Lv. 1) | ![]() |
(#28) | …… 検討 |
#09 | represent (Lv. 3) | ![]() |
(#25) | …… due to |
#10 | as (Lv. 1) | ![]() |
(#30) | …… address |
#11 | ensure (Lv. 5) | ![]() |
(#04) | …… relevant |
#12 | application (Lv. 3) | ![]() |
(#24) | …… issue |
#13 | procedure (Lv. 4) | ![]() |
(#22) | …… implement |
#14 | appropriate (Lv. 4) | ![]() |
(#16) | …… available |
#15 | determine (Lv. 3) | ![]() |
(#29) | …… indicate |
#16 | consider (Lv. 3) | ![]() |
(#18) | …… appropriate |
#17 | available (Lv. 3) | ![]() |
(#14) | …… concern |
#18 | further (Lv. 2) | ![]() |
(#35) | …… consider |
#19 | relevant (Lv. 6) | ![]() |
(#11) | …… appreciate |
#20 | specific (Lv. 3) | ![]() |
(#32) | …… review |
■ 上位 20 位のランキングを見ていると、英語のキーワードが目立ちますが、もちろん日本語のキーワードも数多く送られてきています。そのトップ 10 位を見てみましょう。1 位から順に、
対応 / 確認 / 検討 / 内容 / 確認する / 検討する / 対応する / 担当者 / 対象 / 対策
……となります。これらも、和英検索のキーワードとしては定番の人気キーワードです。
■ 最後に、検索キーワードごとの検索回数の分布図をご紹介しておきましょう。
このグラフは、「英辞郎 on the WEB」に送られてくる検索キーワードをそのキーワードごとに何回検索されたのかを集計し、ランキング順にその検索回数をグラフ表示してみたものです。集計対象は、上位 10,000 キーワードとなっています。X 軸(横軸)がランキング、Y 軸(縦軸)が検索回数を表しています。
Web 2.0 が書籍などで話題になったときに、「ロングテール」という言葉がしきりに使われましたが、「英辞郎 on the WEB」においても、集中して検索されるキーワードと、さほどの検索回数にはならない無数のキーワードが日々検索されているという、まさに「ロングテール」の様相を呈していると言える波形です。10,000 位までの検索キーワードでの検索回数をすべて足しても、総検索回数の 1/4 程度のボリュームにしかなりません。つまり、このグラフの先にも細く長い尾があるということなのです。