【Advanced】do (one's | my | your | his | her | its | our | their) best?
■ 「英辞郎 on the WEB」では、
computer | calculator といったキーワード(computer と calculator を | というパイプと呼ばれる記号で区切る)で、computer または calculator が見出しに含まれる項目を検索する OR 検索という検索方法が使えます。
こうして、シンプルに
◯◯◯ | △△△ と OR 検索することもできますが、OR 検索と 複数のキーワードをスペースで区切る AND 検索を組み合わせて、もっと実用的に活用することができます。
● 「会社を経営する」という意味の表現で
run a company というフレーズがあります。「経営」ということばから、「マネージメント」が想起され、
manage という動詞も使えるのではないだろうか……と連想されます。
run か
manage を使った表現で、
company も交えた表現を「英辞郎 on the WEB」で検索するにはどうすればいいでしょうか。
ひとつひとつのステップに分解して考えてみましょう。
- run か manage を使った表現 ⇒ OR 検索( | でつなぐ):run | manage
- 上記の検索条件に加えて、company を含む表現 ⇒ AND 検索(スペースでつなぐ):(上記の検索条件) company
次に、これらを合体させてみます。
……ですので、これをまとめると
……となります(
run と
manage を
| で区切って、スペースで
company をつなぎます)。このキーワードで検索を実行すると、
- run a company
- run a company at capitalized at $__
- Running a company is a mixture of many factors.
- manage a large construction company
……といった項目が検索結果に表示されます(目的の用途に近い見出しだけを書き出しています)。
ちょっとわかりにくいですが、
run | manage company の検索範囲を図であらわすと、以下のようになります。
● もうひとつ例を出しましょう。たとえば、「ベストをつくす」という意味で、
do one's best というイディオムがあります。
実際にこのイディオムが文章中で使われるときには、
one's は、
my だったり、
your だったり、
our だったり、このイディオムが使われている文章の主語によって変わってきます。こうした
do my best や
do your best、
do our best などを漏らさず検索するためには、どのように検索すればよいでしょうか。
ひとつひとつのキーワードとそのつなぎ方を見ていきましょう。
- do を含む項目
- one's は、one's、my、your、his、her、its、our、their のいずれか ⇒ OR 検索
- best を含む項目 ⇒ AND 検索
do は、必須のキーワードなので、普通にキーワードとして利用します。
best も、必須のキーワードなので、AND 検索として利用します。なので、
do と
best については、
……としておけばよさそうです。しかし、このままでは、
one's、
my、
your、
his、
her、
its、
our、
their が置き去りになってしまい、これらのうちのどれも含まないようないらないデータも検索されてしまいます。
これらのキーワードは、
これらのうちのどれかを含んでいればいいので、OR 検索として、
| でつないでやりましょう。
- one's | your | his | her | its | our | their
この
| で囲まれた一連のキーワードを、仮に
◯◯◯ 1 語のキーワードだと考えると、
- do を含み、
- ◯◯◯ を含み、
- best を含む
……という 3 つのキーワードの AND 検索となります。であれば、
do one's best のバリエーションも含めた検索結果を得るためのキーワードは、
……となります。このとき、
◯◯◯ は、実際には、
one's | my | your | his | her | its | our | their なので、
do ◯◯◯ best は、
- do one's | my | your | his | her | its | our | their best
……となります。このキーワードで、先頭から順番に「
do を含み、
one's か、
my か、(中略)、
their を含み、
best を含む項目」
という検索条件になるわけです。
これだと、すこし読みにくいので、
- do (one's | my | your | his | her | its | our | their) best
……と
( ) を使って、どこからどこまでが OR 条件なのかを示してやると、キーワードが読みやすくなり、自分でこうした応用レベルの検索キーワードを作成しやすくなります。
■ 「英辞郎 on the WEB」には、do one's best のような、イディオムや慣用的なフレーズが数多く収録されています。また、これらのイディオムやフレーズには、one's といった汎用的な所有格ではなく、my や your などを用いた、例文も収録されている場合があります。このようなケースが検索結果に表示されたときは、こうした応用キーワードで検索してみてはいかがでしょうか。