speech act《言語学》(語用論の)〔言語哲学者のオースティンの言葉で、言葉を発すること自体がある行為を行うとするもの。promiseやdeclareのような遂行動詞(performative verb)では、言葉を発すること自体によって約束や宣言が遂行される。また遂行動詞が使われなくとも"I'll try my best to protect you."では約束という行為が行われたと考えられる。このように言葉を発することを発話行為(locutionary act)、それによって遂行される行為を発話内行為(illocutionary act)と呼ぶ。そのため、言語行為を発話内行為と同じ意味で使うことが多い。また、オースティンは発話内行為によって話者が与える印象を発話媒介行為(perlocutionary act)と呼んだ。◆【参考】indirect speech act〕
verbal act
言語行為論
speech act theory
間接言語行為
indirect speech act《言語学》(語用論の)〔言語哲学者サールの言葉で、言語行為(speech act)が間接的な表現によって行われることを指す。例えば、蒸し暑い閉め切った部屋の窓のそばにいる人に対して"It's hot in here."と言えば、「この部屋が暑い」という叙述をしたことに加えて、窓を開けるよう要求したことになる。この2番目の行為を間接言語行為と呼ぶ。◆【参考】speech act〕